どうだ!
という、感じで放射線技師のほうを見ると・・・・
全然感動する様子もなくモニターを覗いています(笑)
冗談は、さておき・・・・
ここで、何を見ているかというと、
バリウムをある程度の量を飲むと、胃にバリウムがたまります。
図2を見てください。
胃体部の下のほうと前庭部にバリウムがたまります。すると、胃角という部分が観察しやすくなります。
でも、今の状態だと
胃の全体にバリウムがついた状態
ではありません。
胃の壁全体にバリウムをつけるには?
はい、皆様にがんばってもらいます(笑)
うつぶせの状態で機械が倒れて、皆さんに回ってもらいます。
その前に、図1を見てください。
胃の出口は体の右にあります。
胃のバリウムの検査は、
いかにバリウムを胃から流さないで撮影するか
が、大事だと思います。
体を右下に寝ると、バリウムが流れやすくなるのは想像つくと思います。
胃の壁全体にバリウムをつけるためにゴロゴロ転がってもらうのですが・・・・
うつぶせの状態からは、右のほうから仰向きになってもらい・・・・
仰向きの状態からは。左のほうからうつぶせになってもらいます。
すると、右下になることはないので極力バリウムを流さないようにすることが可能です。
なぜ、バリウムが流れると困るのか?
量が減るから?
まあ、それもあるのですが一番大事なのは・・・
図1のように、胃からは十二指腸につながります。十二指腸の最初のほうが胃の前や後ろに重なっていると・・・
十二指腸のバリウムが胃と重なってしまい
胃の診断に都合が悪くなるんですねー。
腸の動きを鈍くする注射を打って時間がたちすぎていると体を右下にしなくても、自然の運動でバリウムが流れてしまうのです。
放射線技師的には・・・・
涙・・・・(笑)
です。
胃の全体にバリウムをつける・・・
やはり、右下にして胃の右の壁にもしっかりバリウムをつけるには?
うつ伏せの状態から、左から・・・・
すばやく!!
仰向けになる(笑)
できるだけ、右下の時間を少なくする・・・。
ご協力お願いします。
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