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レントゲン写真・手関節さて、今回は手首の関節、手関節です。 肘の撮影と似ています。 まず、正面撮影。 手を、肩の高さのところで正面に伸ばします。手のひらを下に向けます。 その状態で、手関節のところにカセッテをおいて、 ”はい、動かないでくださーい” ピッ!! (レントゲンが出ましたよ、的な音がします) 次は、親指が上を向くように手首を立てて、側面撮影。 ”はい、動かないでくださーい” ピッ!! ”はい、撮影が終わりましたので、整形外科外来でお待ちください、 写真は、現像後送りますので” ・・・・・っていう感じです。 ところで・・・ 肘から手首の間には骨が2本あります。 橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)です。 側面のときは、2本の骨が重なるので骨折などわかりにくいことがあるので そういう時などは、側面撮影の状態から、親指を 右側、左側にそれぞれ30度くらい、手首全体を斜めにして撮影します。 私の病院では、斜位撮影と言っています。 手関節の、手のひらのほうには、手根管(しゅこんかん)といって正中神経の通り道がありまして、その場所が圧迫されたりして麻痺などが起こることがあります。 この撮影は、正面撮影の状態から、手のひらを起こす(反り返らせる)のですが 痛い人には、かなり痛い!!。 手根管の撮影は、手根幹症候群という病気が疑われたりすると撮影するのですが 腱鞘炎のひとが多い。 その腱鞘炎の人に、 ”はい、手首そらせてくださーい” って、無理だって(笑)。 でも、皆さんわかってくださいね。 なかには、腱鞘炎ではなくまれに、手根管内に腫瘍などで圧迫などがおきたり 手根骨という骨の骨折などでも起こることがあります。 でも、原因不明のものも多いのです。 つづく 戻る |
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