ペット。
飼う、犬、猫のことではありません。
正式名称は、
Positron Emission Tomography(ポジトロン エミッション トモグラフィー)
最後の”トモグラフィー”の”T”はCTのTと同じです
断層像です。
では、最初の、ポジトロンは?
”陽電子”、です。
エミッションは?
”放出”、です。
すると、
陽電子とは?
プラスの電荷を持った電子です。
一般的な電子はマイナスです。
陽電子は、磁石と同じように、プラスとマイナスでくっつきます。
つまり、陽電子が、そこらにあるマイナスの電子とくっつくと結合しある光線を出します。
その光線を、γ線(ガンマ線)といいます。
PETの検査では、このγ線を集めて画像にするのです。
しかも、この、γ線は、画像を作るのに都合のいい条件があるのです。
出てくるガンマ線の、エネルギーが一定であることや出てくる方向が一定、であることです。
特に、出てくる方向が一定、というのは重要で
PETの画像は、体から出てくるガンマ線を集めて画像を作るのですが
出てくるガンマ線は、2対出てきて、その方向性は、まったく正反対なのです。
まあ、例えると?
陽電子が、マイナスの電子とくっついたらガンマ線が背中合わせの方向に出るのです。
Aガンマ線と、Bガンマ線がまったく正反対の方向に出てくるのです。
画像を作るときに
Aガンマ線を捕らえて”情報”としたときに、
反対の検出器では、Bガンマ線を、検出器で捕らえているのです。
すると、より正確な画像情報として、体から出てくるガンマ線をとらえることができるのです。
細かいところもわかりました。
すると、メディアは取り上げました!!
ミリ単位の癌がわかる!!
と。
それってホント?
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