心臓のCT(冠動脈)と心電図の関係は・・・
心電図無くては撮影できません!
心臓は、生きている限り動いています。
動いている心臓は、常に動いています。
CTの撮影は一般的に、
”管球(X線が出るところ)が心臓の周りを一回転する時間”
が、シャッタースピードです。
現在は、大体0.5秒をきるくらいまで来ました。
私が技師になりたてのころは、1周約1秒でしたので10年余りで、半分に短縮されました。
半分かーーー、と思わないでくださいね(笑)
体が入る大きさの周りを、0.4秒とかで回り続けるのですよ!
でも、それでも心臓の静止した画像は撮影できません。。。。。
個人的には、1周0.1秒をきるくらいになると
心臓も、腹部も、胸部も・・・
CT検査で息止めって必要なくなりそうな気がします。
まあ、そうなればいいなぁー、の話は置いといて・・・
現在は泣いても約0.4秒のシャッタースピードです。
そこで、心電図の出番です。
心電図は専門ではないので詳しくはわかりません。
医者や検査技師さんは心電図を見ただけで
心筋梗塞や詰まっている場所、などを予想し見抜きます!
1ミリの違いで!
すごいですねー。
ここで、健康な人の心電図を撮るとしましょう。
規則正しく、波形が出ています。
心臓も、拡張ー収縮を規則正しく動いています。
心電図と心臓の動きは、同期、しているとして考えます。
心臓が一番膨らんだとき(=拡張しているとき)の心電図の波形が
毎回同じだったら・・・・・
つまり
ドックン、ドックンする心臓の動きの中で、
毎回拡張期の心電図のタイミングの時のCTの画像を集めると・・・・・
1回目の膨らんだとき
2回目の膨らんだとき
3回目の膨らんだとき・・・
というように、
拡張期のときだけのデーターが集まるような気がしませんか?(笑)
そうして、心臓が縮んだとき(=収縮)とか、
拡張期ではない画像は計算しないで
拡張期だけのデーターで画像を作ると・・・・
あーら不思議(笑)
心臓が膨らんでいるときの画像ができあがりーー!!
うぅぅぅ(泣)そんな簡単だったら苦労しないのに・・・・
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