現在一番多列化されているCTは何列でしょうか?
64?
いいえ
128?
いいえ
256?
いいえ。もう一声(笑)
正解は・・・
320列です。
320列のデーターを利用して立体画像を撮影するのです。
えーーーっと、すごいです。
何が?
今までは、心臓や脳血管のCTでは、設定した範囲を撮影するには、スキャンしながらベッドを移動させなければいけませんでした。
いわゆる、ヘリカルスキャンです。
しかし、320列あると心臓の撮影でベッドを移動しなくても撮影可能になるそうです。
まあ、心臓の大きさなどにもよりますが・・・
ここで、難しいのが
それが?
と、思われることです。
ベッド動いて撮影と動かないで撮影はどう違うの?って、思われるかもしれませんね。
ちょっと、難しいのですが
ベッドが動きながら撮影すると、らせん状のデーターで計算するのですがベッドを動かさないで撮影すると、真の輪切り像のデータが撮影可能です。
らせんのデーターよりも真の輪切りのほうがデーターがより正確なのです。
ここで言いたいのですが
じゃあ、らせんデーターが信用できないか?といっているのではありません。
ヘリカルスキャンによって今まで見えなかったものが見えてきました。
心臓
肝臓
脳血管
などなど・・・
立体評価にヘリカルスキャンは欠かせません。
ただ、次の、領域、というものを考えると真の輪切り像で立体画像を作ったほうがより正確だ、ということです。
次世代のCTの考え方ですね。
320列は世に出たばっかりなので、一般的な病院に入るにはまだかかるでしょう。
値段が高い!
今のところ、世界で一社しかありません。
どこかわかります?
東芝です。東芝メディカル。
マルチスライスCTのさきがけで評価が高かったと思います。
マルチの東芝、なんていう人もいます。
他の、メーカも多列化を考えていますがまだ販売されません。
一社独占ですね。
すると、競合メーカーがいないと
お値段が(笑)・・・
研究機関には入ってくると思いますよ。
本当に、いままで見えないものが見える!ってすごいですよね。
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